わたくし、とにかく『漫画家とヤクザ』が好きで好きでたまらないんですが、なんでこんなに累ちゃんと吾妻さんの行く末が気になって仕方ないんだろうかと思い当たったのが、この『ジグザグ•ガール』です。
『漫画家とヤクザ』の男女のポジションを入れ替え(吾妻さんにあたるのがヒロインのローザ、累ちゃんが主人公のレッド)、テイストを力いっぱいビターに振り切ったイメージですね(あくまで個人の感想です)。

レッドは、ひょんなきっかけから見知らぬ他人だったローザと体の関係を持ち、翌日から一緒に暮らしはじめます。
長い時間を共に過ごすうちに、お互いに無くてはならない存在になるものの、ローザにはどうしようもなく辛い過去があり、愛や恋にはみずから一線を引いています。
一方のレッドは、ローザを愛していますが、セックスが上手すぎるローザに対していつしか一抹の不安を抱いてしまいます。
やがて、2人の関係はある日、ローザの突然の死という最悪のかたちで終わってしまいます。ローザを喪ったレッドは、ローザがその日、何のために何処へ行こうとしていたのかを探る長い旅に出るのですが、その旅を通して明らかになるのは、あまりにせつない『秘密と嘘』です。

ここで鍵になるのは、レッドの職業です。
レッドは奇術師です。
奇術師なので、人を騙すのはお手のもの。つまり、レッドはいわゆる『信頼できない語り手』なのですね。

ストーリーはレッドの視点で進んでいきますが、合間合間にローザのモノローグが差し挟まれ、読者にはローザの気持ちの変化がわかる仕掛けになっています。

そう、読者にだけはわかるんですよ、ローザがどれだけレッドを愛しているかって。そして、ローザ自身がそのことに気付いたときには、もう取り返しのつかない状況になってしまっているんです…。
『クラダリング』というアイルランドの指輪にまつわるエピソードがあるのですが、これがまぁ、せつない。

ちなみにこのミステリ、何が凄いってBLようそまで含まれるところです。レッドの旅に協力してくれる奇術師仲間なんですが、彼には同性の恋人がいるうえ、かつてレッドに思いを寄せていたこともあるという…。

















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# by mejewellery | 2017-09-06 20:52 | ミステリ | Comments(0)

かなりネタバレしてます。






















前話act.11に引き続き、累ちゃんが生理のため吾妻さんとのHはナシなのですが、それでも累ちゃんと吾妻さんのいちゃいちゃっぷりは何とも幸せそう。

ただ、吾妻さん→今や累ちゃんと一緒に過ごすことそのものが大事⇆累ちゃん→吾妻さんが会いに来てくれていてもイマイチ自信が持てない…と、内心は微妙にすれ違い状態です。累ちゃんが臆病になる気持ちはよく分かるだけに、ちょっとせつないですね。

吾妻さんは吾妻さんで、旧知の仲の女医さんに問われても『家族』や『好き』についてピンときていない様子です。 累ちゃんに対して何やら特別な気持ちは存在しているものの、それが『好き』に結びつかないあたり、根が深いですなぁ。

そんな中にも月に叢雲花に風、ヤクザの親分である黒田さんちの家庭の事情がここに来て吾妻さんに大きく影を落としてきました。
吾妻さんの出自に関しては以前から仄めかされてきましたが、やっぱり腹違いの弟さん(イケメン)の登場はすごいインパクトです。
妾腹の長男と正室腹の次男の跡目争いなんて戦国大名みたいだな…。
吾妻さんは全くその気はないようなのに、敵意むき出しの弟さん、わざわざ会社に乗り込んできて宣戦布告ですよ。いやーキツイっす。

吾妻さんと関係を続けていく以上、累ちゃんもこの込み入った事情に巻き込まれていきそうで…。少なくともあの弟さん、累ちゃんの存在をきっちり確認していったし。怖いです。

家族関係について、吾妻さんの心の闇は相当なものです。そして、累ちゃんも家族からの疎外感を抱えて生きてきたようですね。そもそも累ちゃんと吾妻さんの出会いも、あのとき累ちゃんが実家に電話一本入れていれば成立しなかったわけですから。
『家族なんてめんどくさい』という吾妻さんに思わず共感する累ちゃん、そういうところがきっと吾妻さんにとって安らぐのでしょうね。

落ち込む吾妻さんを何とか元気付けようとする累ちゃん、健気だなあ。何気なく核心をつかれてテンパってなんだかとんでもないこと口走って以下とぅびーこんてぃにゅーど…ってえぇ〜!?

大丈夫でしょうか累ちゃん!
すごく心配!!




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# by mejewellery | 2017-09-01 21:45 | 漫画 | Comments(0)

ラブコフレ vol.13

最近雨ばっかりだしもうそろそろ夏も終わりかな〜?からの猛暑日復活でへろへろになってましたが、ラブコフレの予告が来てこれでまた頑張れる!

『漫画家とヤクザ』act.12はjewelryのほうに掲載されるそうです。

サイトのチラ見せ、累ちゃんの笑顔が可愛い…。今号は表紙のイラストがまた素敵なんですよ。

個人的にはact.7の表紙がめっちゃくちゃ大好きなんですが、それに匹敵しますね。はい。





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# by mejewellery | 2017-08-23 19:56 | メモ | Comments(0)

表紙の音村さん、凛として実に美しい…って、これで完結とは!
すっごく面白く読んでいただけに、ちょっと寂しいです。続きを、もっと続きをッ!!

音村さん、自分の人生に大きな影響を与えた憧れの人・根津監督にとうとう会うことが出来ました。しかし、なんとそれは根津監督本人の葬儀を任されるという衝撃の展開…。
自分の死期を正確に把握し、ひょうひょうとお気に入りのガァルフレンドたちに見送りを頼む根津監督、実に魅力的な方だったのですね。
ただ悲しいだけでなく根津監督の作品と思い出を語り合う、素敵な『お別れの会』が出来たのも、根津監督の人柄がなせるわざ…。
根津監督が亡くなり、音村さんは女優として監督の作品に出演することは永遠にできなくなってしまいましたが、あのお別れ会を企画することで音村さんも根津監督の作品の一部になったんだと思います。

そしてもう一つ、産神さんの方にも変化がありました。長い間消息不明だった飛行機の残骸が発見されるという形で、恋人の死が確定してしまうという…。

産神さんは、恋人の理香さんと交わしていた手紙を開封することで、自分の気持ちにけじめをつけました。
大切な人を喪っても、生きている人は何とかして前に進まなければいけません。でも、つらい気持ちを1人で抱え込んだまま日常に戻れというのは酷な話です。
葬儀というのは、故人を送り出すその悲しみや辛さを出席した人みんなで分かち合い、けじめをつけるのに必要な儀式なのですね。

女優としての音村さんももっと見て見たかったと思いつつ、でもお話はきれいにまとまっていて、音村さんも産神さんも、これからもきっとさまざまな人生に誠実に向き合いながら、この人たちのまいにちは続いていくんだなあと納得のラストでした。




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# by mejewellery | 2017-08-17 18:07 | 漫画 | Comments(0)

前半、耳川の合戦の顛末です。
大友家の人たちが可哀想になってくるくらい、島津の戦はヤバイですね。まさに鬼としか言いようがない…。あんなんが騎馬で20㎞も追い掛けてくるとか悪夢そのものじゃないですか。
wikiを覘いて見たら、耳川の合戦であまりに戦死者が出たせいで『日向後家』なんて言葉までできたそうな。
それにしても武庫さまがカッコイイです。『弓箭の事は誰よりわかっている』と啖呵を切るシーンは特にステキ。そして中書さまの目が相変わらずちょっと怖いです。

一方仙石家です。
仕事の一環とはいえせっかく楽しくお寺参りに行ったりしてのんびり過ごしていたのに、権兵衛らをめぐる状況が大きく変わることになりました。
一つは、秀吉の政策が対徳川家から対島津家へとシフトしたこと、もう一つが長年外交で手腕を振るってきた蜂須賀小六の死去に伴い、なんと権兵衛が取次役に抜擢されたことです。
小六さん、無印の頃からずっと登場していて、最初はめっちゃ山賊っぽいおっさんだったんですよね。『ようがすかー?』って権兵衛にツッコミを入れる姿が好きでした。これで秀吉にとって友達と言えそうな人はいなくなってしまいましたね。
亡くなったといえば、茶々の初恋の人、於次丸も死去…。権兵衛とも仲良くおしゃべりしていたのに残念。

権兵衛にとって運命の戸次川へと繋がる一連の流れは、全て秀吉の掌の上にありました。
ただでさえ因縁にまみれた権兵衛と十河存保と長曾我部親子を組ませて、一筋縄ではいかない島津にぶち当てようなんて、そりゃあんた無茶振りにもほどがありますよ。










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# by mejewellery | 2017-07-26 21:38 | 漫画 | Comments(0)